スワップのサヤ取りについて解説
スワップのサヤ取り:
同通貨でのFX業者間のスワップポイントの差を狙う手法。
サヤ取りで利益を得る手順は下記:
1、ある通貨ペアでもらえるスワップポイントが反対売買のスワップポイントを上回る通貨ペア・FX業者の組み合わせを探す。
例:A社 AUD/JPY 買いスワップ+50 売りスワップ-55 B社 買いスワップ+30 売りスワップ-35
2、1で見つけた通貨ペア・FX業者の組み合わせで、同時にポジションを建てる。上の例だとAUD/JPYでA社で買いポジション、B社で売りポジションを建てる。
3、スワップ権利時間を待つ。上の例だと買いスワップ+50と売りスワップ-35が発生し、差し引き+15となる。為替差益は売り買い両方持っているので理論上は±0(スプレッドは考慮しない)
注意点
1、スプレッドの広い業者、時間帯に注意
業者選定の段階でスプレッドが広い業者を選定すると、ポジションを建てた段階で数日スワップ分のコストがかかる。また、早朝等の時間帯はスプレッドが急拡大する業者が多いので、そういった時間帯を避ける。業者によるところはあるがだいたい8:00~26:00くらいまでにしておく。
2、スワップの変動に注意
スワップポイントは日々変動していくので、逆転することもあり得るので、日々確認する。
3、スワップが付くタイミングはFX業者による点に注意
基本的に日本時間の朝(5:30~7:30辺り)につく場合がほとんどだが、中には時間区切りで採用しているところもあるので、確認する。
4、必要証拠金に注意
両方向にポジションを持つため、両方向分の必要証拠金が必要となる。
5、獲得利益
日々獲得できる利益はそんなに大きいものでは無いので、スワップと日数でどのくらいの利益になるのかある程度計算が必要。