スワップで利益を得る方法と注意点
・スワップの魅力:
利息のようなものだから、ポジションを持っているだけでスワップ分のお金が増えていく。スワップポイントが高いものに着目すると年利としてもまあまあである。また、円の低金利が続いているため円建てで外貨を建てればだいたいプラススワップとなるためわかりやすい。
例:メキシコペソ円 、南アフリカランド円等(年利3~4%程度、現在レート、現在のスワップ、レバレッジ1倍で試算)
・スワップで利益を得る方法手順
1、スワップを獲得する通貨ペアを選定する:
通貨ペアによってスワップポイントはそれぞれ違うので、通貨ペア毎のスワップポイントを確認する。が、今のところ日本円の低金利は続いているので日本円と高金利な通貨の組み合わせが有効。
2、選択した通貨ペアのスワップポイントが有利なFX業者を選定する:
スワップポイントはFX業者によってそれぞれなので、選択した通貨ペアのスワップポイントが1番有利な業者を選定する。ただしスワップポイントは日々変動するので、少しの差なら他の要素を考慮して決める。比べ方はスワップ比較サイトで一覧を見て、各個別のFX業者のページを見るという手順が1例。
3、選定した業者で口座開設〜入金し、対象通貨のポジションを持つ:
この手順はFX業者によるため割愛
4、選択した通貨ペアのポジションを持つ:
任意のタイミングでポジションを持つ、一つ注意点として、日本時間の早朝(朝5:00~8:00)辺りのスプレッドが拡大している時間に仕込むのはやめましょう。
・スワップで利益を得る注意点
1、長期間の証拠金の固定を覚悟する必要がある
スワップで利益を得る戦略は当然のことながら時間がかかる。加えてエントリー時よりも値段が不利になっていたら、その分は為替差益として損をするので、基本的にはエントリー時よりも価格が不利な状態で決済してしまってはあまり意味が無い。つまりエントリー時より不利な価格帯の場合は決済ができないということ。それはいつになるかわからない。
2、レバレッジの効き具合
証拠金よりも大きい金額のポジションを持つことをレバレッジ取引というが、証拠金よりも大きい金額を建てるのも当然限界がある。レバレッジが効いていると値下がりしてくると強制決済となり、長期間ポジションを持つ覚悟をしていても大きな損失を抱えて終了となってしまう。その状態を防ぐためには証拠金よりも大きなポジションを建てないことや、それ以上下がらないであろうラインに合わせて量を調整する必要がある。それ以上下がらないラインというのは見つけるのは困難なので、スワップ戦略はレバレッジは相当低くしておいた方が無難。100円を10000通貨持ちたいなら100万円の証拠金でレバレッジ1倍(レバレッジ効いて無い)
3、スワップポイントは変動する
スワップポイントは政策により将来的に変動する可能性が大いにある。今まで貰えるはずだったスワップポイントが、通貨ペアの金利が逆転し、マイナススワップとなり払うはめになることもあり得る(逆もあり得るが)。このリスクは当然機関が長ければ長いほどあり得る。
まとめると:
スワップ戦略は利息のようなものでプラスのポジションを持っていると確実に増えていくのが魅力であるものの、長期の視点で見るとスワップポイントの変動や為替レート変動のリスクもあり、それなりの戦略無しで行うにはリスクのある戦略でもある。だが全体的な展望や戦略があればそれなりに有効な方法でもある。戦略は別記事で掲載予定。